9月の畑、9月の旬

9月28日 木曜日

晴 33℃/22℃

夏の終わりその2

 

 こちらはミニトマトのハウスです。夏を闘いぬいたミニトマト。今年は暑い時期が長かったので本当に長い間出荷していました。

 

 久々に生産したミニトマトでしたが、現在の近藤ファームとの相性的にはまずまずでした。近藤ファームは定番野菜の給食用出荷に特化しているという強みがありますが、給食が休みとなる長期休暇の季節、特に長い夏休みに出荷する野菜については課題があります。小売店での販売のためには定番野菜よりも季節の旬野菜の方が求められるからです。今年はミニトマトが沢山収穫できたおかげで良い発見のある夏でした。

 

 トマトの木は沢山水分を含んでいて重いので、写真のように根を抜いてからハウスを密閉し、数日間かけてカラカラにしてからハウスを片付けます。

 

 いよいよ夏が終わったんだなあと思いつつ、この数日の暑さに堪えています・・・。

 


9月25日 月曜日

くもりのち晴れ  27℃/19℃

ようやく、夏の終わり

 

 この数日、急に秋がき始めました。この夏は終わらないんじゃないかと思っていたところ、急に。

 

 畑では夏野菜が終わりを迎えつつあります。

 写真はこの夏中旺盛に頑張ってくれていた空心菜。終わりを迎えつつあると言っても、見た目は伸び始めたあのころとほとんど変わりがなく、生命力の強さに驚くばかりです。

 

 最低気温が下がってくると夏野菜は元気がなくなります。また、空心菜は永遠に伸びてくる脇芽を収穫する野菜ですが、脇芽が固くなってくると食感が変わってしまうため、収穫を終えるタイミングになります。

 

 収穫してもあと一週間、来年また生産するかは悩み中です。是非、今年最後の空心菜をお楽しみください!


9月20日 水曜日

曇りのち雨 33℃/25℃

 

主力コマツナ、一層生産拡大へ

 

 当園の主力、3本柱のコマツナ、ネギ、サツマイモ。そのうち、今最も東京都内の各所から求められ、生産拡大傾向にあるのがコマツナです。

 

 これまで東京都内150校、約20000人の子どもたちに毎日コマツナをお届けしていましたが、今月からは江東区50校ほどの学校からもご依頼を頂き、なお他にもお声をかけて頂いています。

 

 「コマツナは東京原産の葉物野菜。葉物野菜は鮮度が落ちやすいから地元産が一番!東京の伝統的な野菜で食育を!」と色々なところでお伝えし続けて参りましたが、お陰様でコマツナを一層重宝してもらえる等になってまいりました。

 

 といいつつ、野菜は畑の面積以上に作ることはできません。そして畑を永遠に集められるわけではないので、この数か月一層研究をしながら高品質なコマツナの生産に努めています。

 

 最近は株間(かぶま)を広くして、1株ずつのコマツナが大きく成長できる余白を設けています。結果として、これまで以上に1株のコマツナが葉を大きく広げるようになり、重量が増して収穫できる量が増えました。同時に、使う種の量が減ったため、この方法であれば一層高品質なコマツナを沢山届けられるように感じています。

 

 今年は数多くの野菜に挑戦し可能性を探していますが、やはり一番求められるのは高品質で安定して出荷が出来る地元野菜。コマツナ以上に需要の高まる野菜が今後出てくるのか、コマツナをもっともっと育てながら探していきます。


9月17日 日曜日

曇のち晴れ 32℃/25℃

初挑戦、秋の旬パート2

 

 前回のショウガに引き続き、今年初挑戦の9月の旬野菜です。落花生。

 

 畑に植えている姿はこれまで何度かブログにあげてきましたが、収穫してみるとカラカラと可愛いこと・・・。私たちが日ごろ目にしている千葉県産の落花生。あれは基本的にこの状態から乾かした後の物です。この状態の落花生は「生落花生」といって、産地の人しか食べることが出来ない本当に美味しい状態の落花生、嗜好品です。

 

 といいつつ、今回落花生を作ったことは、この落花生を出荷することがメインの目的では御座いません。マメ科である落花生を畑で育てると、土づくりに良い影響があります。通常の緑肥は大きく育ててから刈り取って土に混ぜ込み、土の中で分解することによって土に栄養を与えますが、今回は落花生を収穫し出荷することも掛け合わせて、「土づくりをしつつ売り上げを立てることができないか」という挑戦でもあります。これは5月に取り組んだトウモロコシと同じ発想。

 来年も継続するか、大変ではなかったか、はこれから検討していきますが、ショウガと同様、やはり収穫できると可愛く見えて仕方がありません。

 

 こちらの落花生は近隣スーパーにて販売予定です。


9月13日 水曜日

晴 33℃/24℃

初挑戦、秋の旬

 

 今年は夏が長すぎる・・・。9月も中旬に入ってきたのにまだこの暑さ。秋が来ないんじゃないかという不安、水不足で日本中で野菜が高騰している中、当園の野菜は大丈夫かという不安を抱えつつ日々を過ごしています。

 

 そうはいっても、農家にとって収穫時期というのは格別です。出来栄えについては後から考えるとして、やはり一通り大きくなって収穫が出来ることは幸せです。

 

 今年はコマツナ、ネギ、サツマイモといったこれまでも注力してきた主力野菜と別途、季節ごとの旬野菜に取り組んできて、来年以降に向けた調査を行っております。8月は昔も作っていたミニトマトと、新しく挑戦した空心菜がメインでしたが、今月もまた2種類。

 

 今日はこちらです、ショウガが出来上がってきました。何種類も植え方を試してみて、良く収穫できる植え方はわかったものの、来年も生産するかは今の所悩み中です。

 

 今年は販売するほどの量は作っていないため、少し売り、皆で食べてみて今後の可能性を検討していきます。

 

 しかし、見た目がワクワクする・・・