10月29日 土曜日
快晴 21℃/8℃
生産を支える道具
最近は野菜を生産するための細かくて見えないところを発信することにハマっています。
今日はこの資材。防虫ネットです。用途は読んで字のごとく、虫が付着することを防ぐネットです。
コマツナやカブの種まきをした直後にネットを張り、大きくなって収穫をしてから回収しています。
農業には野菜を生産することに伴ういろんな作業があり、生産を支える裏側の沢山の作業や道具があって、それによって生産することができた野菜だけが食卓に並んでいます。
10月28日 金曜日
快晴 19℃/10℃
サツマイモがたまってきました
収穫されたサツマイモが日々保管庫に貯蓄されてきています。
保管する際には、給食用、小売り用、などと大きさや出来栄えによって分類を作り、分類ごとをまとめて貯蔵しています。
いよいよ11月から都内小売店にて広く販売予定。東京の食卓を近藤ファームのサツマイモが彩っていく今この瞬間に幸せを感じています。
今日の食育
・農家は用途や出荷先に合わせて違う大きさの野菜を生産している
・保管のためにも段取りがあり、近藤ファームではサイズごとに仕分けをして貯蔵している
10月27日 木曜日
晴れのちくもり 18℃/9℃
畑に運んではいけないもの
10月26日 水曜日
快晴 18℃/9℃
サツマイモ大収穫日
10月24日 月曜日
雨 14℃/12℃
畑の便利な一工夫
こんにちは近藤ファームです。
ありがたいことに、都内給食でのコマツナの受注量が過去最高推移です。
10月21日 金曜日
快晴 23℃/10℃
種蒔き準備
秋晴れが続き始めました。この数日はサツマイモに追われ、収穫の秋を邁進しています。
本日は冬の収穫に向けた種まきを実施。ハウスでの生産には、外での生産と大きく違うことがあります。
外では定期的に雨が降って畑を潤わせ野菜を成長させてくれますが、ハウスでは放っておくと水分がありません。そのため、種まき前、種まき後、あとは乾燥度合いを見て水やりを行います。
夏場は気温が高くハウスの中は大変な気温になるためしっかりと様子を見ておく必要がありますが、冬場は気温も低いため夏よりは管理に手がかかりません。
今日の食育
・外でつくるのとハウスでつくるのは作り方が全然違う
・季節によっても水のやり方が違う
・冬場は夏場より管理が楽
10月19日 水曜日
くもり 18℃/11℃
挑戦!新品目
季節が変わってまいりました。近くに山があるため瑞穂町の朝は大変寒く、毎朝凍えています。
この冬と初春から収穫予定の野菜を定植して参りました。
近藤ファームとしては初の生産時期、9月ネギを収穫した後の畑で生産できる野菜を探していました。
1つめは冬の鍋野菜、春菊
当園のネギやキャベツと合わせて鍋で食べるのが楽しみです。
2つ目は東京原産の野菜、のらぼう菜。
食べ方は調べ始めていますが、未知数です。
種蒔きから数か月が経過し畑に植えてきました。
春菊は、種の発芽率が7割くらい、苗として定植できる大きさまで育ったので更に2割くらい減って元の量の半分くらい。
これからどうなっていくのか、定期的に発信していきます。
今日の食育
・農家でも初めての野菜は実際に出来てみるまでどうなるのかわからない
・のらぼう菜って、知ってますか?
10月18日 火曜日
くもり 18℃/15℃
カブの収穫、知ってますか?
こんにちは、近藤ファームです。
最近は晴れるとサツマイモの収穫や準備をしたいので、雨の日や曇りの日の作業としてカブの収穫を行っています。
長年収穫しているので農家にとっては常識なんですが、皆様カブって畑でどうやって育っていると思いますか?
カブはコマツナや白菜、キャベツと一緒のアブラナ科です。畑に一定間隔で種まきをしたあと、畑の土の上に乗っている形で育っていきます。
そして収穫適期がきたら収穫を行うわけですが、カブの収穫のイメージ、多くの人は大きなカブから想像する、思い、なかなか取れない、大変、のようなイメージだと思います。
しかし、実際カブはほとんど地中に埋まっていないため、球拾いをするようなイメージでどんどん収穫することができます。
収穫したてのカブはみずみずしくジューシー。アブラナ科特有の収穫してからのスピードで鮮度に差が出る野菜です。
今日の食育:カブって
・土の上に乗っている
・収穫は球拾い
・収穫したてのカブはみずみずしい、ジャンルはコマツナ白菜キャベツと一緒
10月13日 木曜日
雨
サツマイモ収穫準備
次回の収穫は金曜日か土曜日を予定しています。次回の収穫に備えた準備も昨日のうちに済ませておきました。
サツマイモ収穫の段取り
1.畑一面に広がったツルを刈る
2.マルチを剥がす(生分解マルチの場合はこの作業は無)
3.サツマイモを彫り上げる
4.コンテナに詰めて回収
5.サイズごとに仕分けし保管
の1です。今回は生分解マルチと言って土にかえる成分で作られたマルチを使っているためマルチを剥がす作業は必要なし。広がっているツルを刈ったら掘り取り待ちです。
農業は段取りと対応力が命。天気によってできる作業が大きく変わってしまうため、明日のため、次回のための動きを前もって考えて準備していくことが大切です。
サツマイモ収穫が佳境となるこの時期は、地元の瑞穂農芸高校からのインターンや農協からの援農ボランティア等、沢山の人が畑に来て収穫を助けてくれます。
皆様に来ていただいた日に速やかに作業に入れるように、準備を徹底しています。
10月12日 水曜日
曇り
サツマイモ収穫本格化
近藤ファーム、収穫の秋大本番である20トンのサツマイモとの戦いが開始しました。
1ヘクタール全20トンあるサツマイモを、10月2週目から11月2週目までの計5週間で収穫します。
先週までに収穫計画からしっかりと練りました。サツマイモは10度以下の気温で腐ってしまうため、収穫は大体11月15日までに終えなければなりません。
収穫的期は定植した日から120-150日。これまでの当園の経験から150日以上たっていれば確実に大きくできの良いサツマイモを収穫できていたため、最初に収穫する畑は150日以上、最後に収穫する畑は140日くらいで収穫し、序盤に収穫したものを給食用に、後半に収穫したものを都内の小売店で販売するようなイメージです。
これらの状況を踏まえつつ、この時期は雨が多いため約40日間の間で収穫することができるのは25~30日程度。一週間で4トン収穫するためには一回当たり1トン以上は収穫したいペースです。
サツマイモの収穫は段取りも多く、
1.畑一面に広がったツルを刈る
2.マルチを剥がす(生分解マルチの場合はこの作業は無)
3.サツマイモを彫り上げる
4.コンテナに詰めて回収
5.サイズごとに仕分けし保管
この段取りのうち1と2は収穫日までに済ませておき、収穫当日は曇り若しくは晴れの日に3から行います。
今日の写真は3の様子
※サツマイモは保管する場合水にぬれることにも弱いため
今日の食育:サツマイモの特徴
・サツマイモは畑に苗を植えてから120-150日くらいで収穫
・サツマイモは低温に弱いため、収穫時期が秋に限定される
・サツマイモは保管する場合水にぬらすとよくない
・収穫するためには畑一面に広がったツルを除去する必要がある
10月11日 火曜日
曇り時々雨
キャベツ、ご迷惑をおかけしました・・・
キャベツ特有の難しさに直面しています。
最新の注意を払い生産と収穫を行っているものの、毎年この時期のキャベツでは一定数の病気が発生してしまいます。
先週の学校給食に一部混入してしまった今回のキャベツ、症状としては
・切ってみたら中に腐っている葉が混ざっていた
・芯が真ん中から腐っていた
というものです。
収穫時表面的には症状が見えないことがキャベツの難しさでもあるのですが、毎年対策を講じ続けているのですが一部必ず出てしまっております。
前者の症状の場合、家庭で使用する際にめくって使って出てきた場合にはその葉の前後数枚を廃棄すれば問題なく食べることができます。しかしながらどうしても切って使う場合には除去が難しく、後者の症状の場合には収穫後少しずつ広がってしまうこともあり1個全て廃棄せざるを得ない場合がほとんど・・・。
長年キャベツの生産を継続してきましたが、大きく育てることが難しいうえで病気も多く、今後の生産について岐路を迎えています。
今日の食育:キャベツの病気
・原因は湿度や雨量による病害菌の蔓延
・対策を重ねているものの収穫した際には表面的に普通のキャベツと一切変わらない点が難点
・家庭使用の際には該当部分を取り除けば使用可能ですが、丸っと切って使う際には混ざってしまうので難しい・・・。
10月7日 金曜日
雨時々曇り
新・挑戦:春菊
今年初挑戦の野菜が着実に成長しています。12月~4月に収穫予定の春菊が徐々にわかばとなってきました。初めて育てている春菊、やはり見たことのないわかばの形に、私たちそれぞれもワクワクしています。
近藤ファームは面積も、人数も東京都内であれば恐らく大きい方の農園です。しかしながら、作ったことのない野菜は沢山ありますし、やっぱり初めての野菜はとてもワクワクしながら、沢山調べながら育てています。
このあと苗として大きく育ったら、ネギを収穫し終えた畑に定植して畑で育てていきます。11月ごろの定植予定、この後苗は一体どんな様子で育っていくのか、大変楽しみです。
今日の食育:初めてはやっぱり楽しみ
・野菜農家だからといって、全ての野菜に詳しいわけではない
・新しい野菜は楽しみと不安がいっぱい
・沢山調べて勉強して、頑張って良いものを作ってさらに勉強する
10月5日 水曜日
曇りのち雨
こまつな改革元年?
近藤ファーム、今年一番生産量が伸びているのはこまつなです。今年、来年と大いに伸びていく予定です。こまつなは東京原産の野菜ですが、特に初夏とこの時期が旬です。
今年は初めての挑戦として、真夏から路地の畑で育ててきましたが、路地の土の栄養を吸い、雨水や日光をふんだんに吸収したこまつなは肉厚で大きく育っています。夏から秋のこまつながこんなに良く育つということは来年以降に向けた大きな発見でした。
こまつなはもう10年以上、学校給食用をメインに生産し続けてきました。主にハウス栽培で継続してきて、どうしたらもっと良いものを時期を空けずに生産することが出来るのかを考え続けてきましたが、路地で作ることが出来るギリギリまで路地で作ることを選んだ今年は大きな勉強の年でした。
今日の食育
・路地で作る野菜とハウスで作る野菜は出来上がりに違いがある
・特に旬の時期では味や出来栄えがそのほかの時期と全然違う
10月4日 火曜日
快晴
ネギ収穫&貯蔵
10月、収穫の秋がいよいよ大本番目前となってきました。
今週末からサツマイモの大収穫が開始となります。今年のサツマイモは1ヘクタール、約20トンを収穫予定。サツマイモは晴れている時にしか収穫出来ず、しかも10度以下の気温で腐ってしまうため、11月15日ごろがタイムリミットで、この期間の晴れの日だけに収穫する見込みで予定を組みます。
しかしながら、当然収穫の秋。ネギ、キャベツ、こまつな、カブ等他の野菜もガンガン発注を頂き、これらについても懸命に準備し出荷しています。ネギはこの1か月で4トン、キャベツ4トン、こまつな3トン、カブ2トン、サツマイモと合わせると計33トン、一日あたり何かしらの野菜を約1000キロ程収穫していく計算です。
晴れの日に収穫を、雨の日に出荷準備を、等と計画を立てながら進んでいきますが、やはり身体に堪えるのもこの秋。みんなで声を掛け合って負担が偏らないように頑張っています。
今日は明日から雨で畑に入れなくなりそうなのでネギを収穫して数日分を貯蔵。計画命の秋を過ごしていきます。
今日の食育:収穫の秋開始
・雨の日晴れの日で計画を立てて対策しないと秋は大変
10月1日 土曜日
快晴
10月スタート、いよいよ秋大本番
東京も先々週の雨続きを経て湿度がぐんと落ち、金木犀の香りがピークを迎え、銀杏の実が落ち始めています。
収穫の秋、いよいよ始まっています。現在はネギ、キャベツ、コマツナ、カブがピークを迎えており、10日ごろからはサツマイモの収穫が始まります。
向こう1か月強で都合40トンの野菜を収穫予定で、雨の日にはあまり収穫できないことも踏まえると1日1500キロ程度は何かしらの野菜の収穫を進める予定です。
単純に収穫すると言ってももちろん野菜ごとに特徴が違います。例えばカブであれば、直線的な畑に等間隔で並列に種蒔きしてあります。大きく育ったところで1玉ずつ収穫して作業場まで運搬し、葉を切り水洗い浸け洗いして出荷します。
カブ、ネギは収穫後の工程が多く、コマツナサツマイモは中間位、キャベツは収穫したらそのまま出荷できるので比較的楽です。
しかし重量という点で見ると逆です。キャベツは1玉2キロ弱なので手首への負担が多く、サツマイモはコンテナにパンパンに詰めると15キロ以上になり、コマツナやカブは比較的辛くないです。ネギはどちらにせよ大変。
これから約2か月、スーパーに行くと彩り豊かですが、畑では日本全国でひーひー頑張っています。
今日の食育:収穫の秋
・涼しく過ごしやすい秋は沢山の野菜が旬
・同時期に沢山の野菜の収穫時期が集まるため大変忙しい
・農業は身体を使うため収穫が多い時期は大変身体がきつい
・秋は日本中の農業従事者が身体がボロボロになりながら頑張っている