3月26日 火曜日

雨 12℃/10℃

育苗の春

 2月や3月上旬の方が暖かかったと思うくらい、先週も今週も気温が低く冬のように寒いです。気温差が激しく、晴れたら晴れたで花粉も飛び、難しい時期です。

 

 といいつつも、大きく見れば少しずつ暖かくなってきている時期。育苗シーズン真っただ中です。今年はこれまで毎年必ずしていたネギの種まきをやめて苗を買うことにしましたが、サツマイモについては苗を育てるところから着手しています。

 

 上の写真のように、ハウスの中で苗を植えて更にビニールシートで保温して育てます。今後1か月程度でボーボーに育つので、育った苗から育苗用の苗を切って畑に定植していきます。


3月21日 木曜日

曇りのち晴れ 11℃/3℃

昨年作付けネギの振り返り

 近藤ファームでは年間ほとんどの期間で生産しているネギ。8月9月から4月末まで収穫する冬・春ネギも収穫期間は残すところ約1か月。終盤を迎えています。

 同じネギでも品種によって得意な季節が違うためまだ暑い8~10月の秋に収穫するネギ、11月~2月で収穫するネギ、暖かくなってくる3・4月に収穫するネギはそれぞれ品種を変えて生産します。

 

 今期のネギは、秋ネギは全く収穫が開始できず、冬ネギは生育が遅れて収量が3割減、春ネギもなかなか細いものばかりと、終始苦戦しました。原因は畑の土と、品種と、天候。努力で対応できる部分が6割、4割は天候で、そのすべてがどの時期でもかみ合う、ということは中々難しいんです。

 

 昨今は近隣でもネギの生産者が増えてきており、地域のスーパーでは地元のネギが飽和していることもあり、生産量について悩んできましたが、新年度はむしろもっとたくさん生産し給食を中心に23区内への出荷を増加させていこうと考えています。

 どんな品種が良いのか、土の状況は今どのような状況か、そして今年どんな天候になるのか。沢山調べ考えて生産計画を立てています。


3月16日 土曜日

快晴 22℃/9℃

今年も春の旬

 春が来ています。と言いつつもこの数日は特に暖かくまた寒くなってしまうようなのですが・・・。

 

 菜の花が旬の時期、今年も東京西多摩原産野菜「のらぼう菜」が毎日たくさん収穫できています。のらぼう菜はお浸しにしてもお味噌汁に入れても炒め物にしてもおいしく食べられますが、収穫の時はひたすら花芽を折っていくようなイメージ。3月4月の2か月程度は毎日永遠に育ってきます。

 毎日永遠に収穫できるような状況なので収穫に追われて大変ではあるのですが、やはり地元だからなのかスーパーに出荷すると毎日すぐに売り切れます。

 1年でこの時期しか食べられない地元の味。スーパーで見かけたら是非お選びください!

 


3月7日 木曜日

くもり 10℃/5℃

やっぱりコマツナ

 3月に入り、雨が増えてきました。春の訪れを感じつつ、外作業の難しさも感じつつですが、雨でも全く関係ないのがハウス栽培のコマツナ。

 

 今年は暖かかったこともありますが、今当園では過去最高量のコマツナを生産し出荷しています。2週間で4トン弱出荷予定です。とんでもないスピードで大量に出来上がってきます。

 

 2022年度の生産ではコマツナは失敗してあまり収穫できない時期が結構ありました。しかし、2023年度は失敗はほとんどなく、むしろ出来すぎて廃棄することさえある状況で、ハウス、路地を問わず年間通して出荷出来てきました。これは、コマツナの生産方法を見直したことと、今年数多くの野菜の生産したことによる経験の結果だと感じています。他の野菜で上手くいったことや、ダメだったことがコマツナに活かせてきて、農園として幅が広がってきたことにも喜びを感じています。

 

 2024年度は現在の生産量から更に1.25倍以上を目指して計画しています。学校給食からの需要も一層増えており、もっともっと出荷できるよう精進します。