1月の畑ブログ

1月27日 土曜日

快晴 12℃/2℃

新年も大健闘コマツナ

 当園の大エースコマツナ。昨年末までは露地で育てたコマツナを出荷していましたが、年始からはビニールハウスで育てたコマツナに移行しています。2月中旬まではビニールハウスで育てたコマツナを、2月中旬以降はガラスハウスで育てたコマツナを出荷していく予定です。

 真冬は寒すぎて路地だと芽が出なかったり、気温の低さと水不足が相まって生育過程で大きくならなかったりと多くの課題に見舞われるため、ビニールハウス、ガラスハウスで生産しています。※厳冬期はビニールハウスでもどうしようもなくなるので、一層保温性の高いガラスハウスに移行します。

 

 さて、こちらのハウスは昨年建立した新しいハウスですが、このハウスが立つ前この畑は茶畑でした。そのためもあってか、このハウスでコマツナを作ると大きさが縞模様のように綺麗に波打ってしまうという状況が続いています。そしておそらくどんなに調査をしてもこの原因はわからなそうであるという・・・。自然を相手にしている農業、畑とは人間の歴史、その土地の人々の歴史と同じ時間向き合ってきているので、これまでの畑の使用者がどんな使い方をしていたか、何を育てていたかで、畑の特性も1か所1か所すべてで変わっています。

 

 奥深いなあと思いつつ、この畑で上手にコマツナを作る方法を模索していきたいと思っています。


1月21日 日曜日

雨のち晴れ 12℃/4℃

恵の雨

 冬場はずーっと晴れている瑞穂町。今年も例年通り1か月近く雨が無かったのですが、今日は朝から信じられない位雨が降りました。

 夏場に雨が降らないことと冬場に雨が降らないことでは野菜への影響が大きく違い、冬場に雨が降らないことはそんなに大きな被害は無いものなのですが、それでも雨が降らないと畑の土が乾燥して栄養素を失っていきます。また、今年は例年よりも露地で育てている冬に育つ野菜が多いので今日のようにたまにまとまった量の雨が降ってくれることは大歓迎です。その後夕方からは信じられない位快晴になって、気持ちよく帰れました。

 

 今日は間もなく出荷開始のほうれん草です。近藤ファームでのほうれん草の生産は実に10年以上ぶり。どんな感じになるのか皆楽しみに待っています。

 

 どうしても日頃コマツナを育てている感覚で、一株一株を大きく育てるイメージを持っているのですが、ほうれん草は同じ葉物野菜でもヒユ科(コマツナはアブラナ科)と、全く違う生き物です。そのため、どうやら一株の大きさ、重さはあまり出ず、全体的に柔らかい(コマツナのような歯ごたえ、ぎっしり詰まった感じではない)ようです。

 

 収穫が楽しみ!今年は試作なので給食への出荷は検討しておらず近隣のスーパーのみでの販売予定。お近くの店頭で見かけたら是非お試しください!

 

 


1月7日 日曜日

晴れのちくもり 12℃/6℃

こんなサツマイモにお気を付けください!

 

 秋に収穫したサツマイモが熟し続けておりどんどん美味しくなる時期、寒くて焼き芋日和ですよね。

 

 そんな今だからこそ、サツマイモを選ぶ際、食べる際にお気をつけ頂きたいことが御座います。「サツマイモは保管が利く腐りづらい野菜」なのですが、保管温度が低すぎると腐ってしまいます。その多くは端っこから腐っていくのですが、たまにこの写真のように中が空洞になって腐っているものが紛れています。

 

 農家も出荷時の仕分けには最新の注意を払っていますが、どうしても生鮮食品なので保管時に腐ってしまうことも。ご自宅で食べる前に、一通りサツマイモ全体を触ってみて、ぐにゃぐにゃしている部分はないか、匂いをかいでみて酸っぱい匂いはしないか、のご確認をお願いします。

 

 最近は当園のシルクスイートが近隣地域で根付いてきたのか、「美味しかった」との声をたくさんいただくようになりました。いつも本当にありがとうございます。皆様に末長くおいしく楽しんでいただければと日々頑張っておりますので、お召し上がりの際にはどうかお気を付けくださいませ。


1月4日 木曜日

雨のち晴れ 15℃/7℃

新年もよろしくお願いします!

 

 2024年となりました。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 年明け早々能登での大地震、2日には飛行機が燃えて、どんな1年になるのでしょうか。

 

 近藤ファームは例年通り4日から畑仕事を開始しています。学校給食に向けた出荷物の準備と、近隣小売店用野菜の準備から始まります。

 

 今年も1発目に収穫するのはコマツナとネギ。今年の生産予定では一層増量して生産予定の当園の主力野菜。一昨年の生産では苦戦を強いられ、昨年は改善できたコマツナと、昨年の生産で課題が多かったネギ。毎年生産をしていて、こちらも慣れていて成長もしているはずなのに上手くいかないことがあり、野菜を作ることの難しさを教えてくれる主力野菜です。

 

 今年も最高の地元野菜を東京都内に届けていけるよう精進してまいります。