2019年11月の「今」

2019/11/28 木曜日   曇り時々雨 11℃/9℃

~本日のスケジュール~

 

出荷(羽村瑞穂、福生給食、小売)、コマツナ収穫、キャベツ収穫、ネギ調整、カブ収穫、サツマイモ調整、畑耕耘

 毎日寒いと書き続けて3日目。明日からはまた3日間晴れるようですが、最低気温が氷点下の予報も・・・。路面凍結だけはないといいなあと思う今日この頃です。昨日と比べて何が寒いかって、一日中風が吹いています。それによって動いていても寒い。

 

 寒さは野菜にとってどうなのか、というと、毎日安定して寒い場合は意外と問題がないようです。朝気温が下がり凍結したあと、昼になって暖かくなることでそれが解凍する。これが繰り返されることによって野菜の細胞が破壊され腐りにつながっていきます。

 

 昨日からキャベツの畑が切り替わりました。12月から収穫予定だった畑の出来が良く、1個1.5キロサイズであれば上々なところ、2キロ以上あるもののほうが多い、という状況です。採り始めてさっそく、「どういう計算でどこに出荷を増やそうか」と相談が始まりました。東京の給食・加工業者の皆様、是非お声がけくださいませ。

 

 上の写真は畑が変わるごとに行っているチェックの模様です。半分に切ることで、中がきちんと生育しているか、虫食いや病気などの被害はないか、等を確認しています。よりよいものをお届けするには日ごろの管理が不可欠。今日も気を抜かずに野菜と向き合っていきます。

 


2019/11/27  水曜日   曇→雨   12℃/6℃

~本日のスケジュール~

出荷、コマツナ収穫調整、ネギ収穫、キャベツ収穫、ネギ調整、サツマイモ調整

 東京は今日も晴間がなく、気温が上がらない日々に勢いよく成長していたコマツナも落ち着きを見せ始め改めて太陽の偉大さを感じています。

 

 予定より少し時間がかかってしまいましたが、

今月もチラシを発行いたしました。

今月の内容は、先日の台風19号の被害状況、現在の畑での野菜の生育状況、11月の出荷量と12月の出荷予定についてをメインに作りました。

 

 チラシを作り始めてまだ2枚目なのですが、すでに反響があり驚いています。一番の違いは、出荷時に栄養士の皆様とお話ができること。これまでは短い出荷時間の中で限られたコミュニケーションしかとれていなかったのですが、チラシに書いてある内容に限らず、簡単な質問までいただけるようになりありがたく感じています。次の課題は、自ら出荷に行ける範囲のコミュニケーションに限らず、卸業者様や農協を通して出荷している給食センターの皆様とも何らかの方法でお話しできたらと思っています。

 

 11月ももう終盤、いよいよ師走に入り今年も終わりが近づいてきました。終わりよければすべてよし、とも言いますが、今年一年を振り返りより良い信念を迎えることができるよう、スタッフ一同日々精進してまいります!


2019/11/26  火曜日     雨→くもり  11℃/6℃

~本日のスケジュール~

出荷(羽村瑞穂給食、小売)、ネギ調整、コマツナ収穫、コマツナ肥料散布、定期面談

 なかなか晴がないと感じている今日この頃、今日は一気に冷え込みましたね。

 11月も終盤、当園では変わらずに給食、小売へと出荷をしております。

 

 先週より、週に1度のペースでお手伝いに来ていただいている方がいます。瑞穂町就労支援センターからのご紹介で、「ボランティアで農業に触れたい」とのことで、左の写真では小売り用野菜の袋詰めをスタッフと一緒に行っています。

 当園では今年の夏にも就労センター拝島駅作業所からのお問い合わせで3人の方にお手伝い頂いており、農業には障害をお持ちの方に活躍していただく場が沢山あると実感しております。

 

 当園では通年でスタッフの募集をしています。現在、平日は午前中2時間~5時間程度主婦の方に、週末土日に高校生や大学生に出勤してもらい、一緒に農場を作っています。

 臨機応変な働き方で活躍していただく場がございますので、いつでもお問い合わせくださいませ。


2019/11/25  月曜日   くもり→晴  21℃/12℃

~本日のスケジュール~

出荷(給食、小売、加工業者、企業食堂)、ネギ調整、キャベツ収穫、チラシ作り

 数日間続いた雨が止み、今日からまた太陽の暖かさを感じてホッとしています。

 最近は平日はネギの調整をメインに平均的に出荷業務をこなし、週末は各作業について高校生の育成をしながら収穫を重点的に行う、というサイクルを試しています。

 農業ではやはり商品の単価が高くないことから作業に効率を求められる場面が多く、商品の質を下げずに効率を上げていく、という塩梅が大切です。

 例えば左の写真は機械を使ってネギの根と葉を切っている様子です。機械のスピードに合わせて1本1本のネギを切っていくことはもちろんですが、根の切り方次第でその後の作業性に影響が出ることもあります。根葉切後の作業は、上の写真の「皮むき」へと続きます。こちらも機械を使いネギの皮をむく作業ですが、空気圧で皮を飛ばしています。根葉切時に根の切る位置が浅いと皮むき時に上手く皮が飛ばず、余計に時間がかかってしまったり、ネギに泥が残り洗ったり丁寧に拭いたりする工程が追加され、また時間がかかってしまいます。

 単純作業の繰り返しのように思える農業ですが、いろんな野菜のいろんな作業について、上記のように工程が分けられ、それぞれに工夫をすることでなるべく時間をかけずに行うことができ、働くそれぞれにとっても負担が軽く、生産性についても高めることができ、より良い価格でお客様にお届けすることができる、と日々考えています。


2019/11/15  金曜日     快晴  16℃/7℃

~本日のスケジュール~

出荷(給食、小売)、ネギ調整、ネギ収穫、サツマイモ調整、ネギ肥料散布

 今日は朝から凄く冷えました。この週末から霜が降りると言われていた天気予報には変化があったようですが、それでも凄く寒かったです。

 ブログを書き始めて一ヶ月半が経過しました。振り返ってみると木曜金曜の更新が多く、やはり改めて当園が給食出荷の多い平日出荷型なのだなあと感じています。土日から準備を始め、木曜金曜には出荷物は多いものの収穫、調整が落ち着いてくる、そんなサイクルで毎日を過ごしています。

 さて、「霜が降りるほど寒くなってきた」ことにより、二つの作業を急いで行おうと準備してきました。

 一つはサツマイモの調整。昨日も書きましたが、サツマイモは10℃以下の気温で腐ってしまうため、洗って保管場所に移動させる必要があり、今日まで急いで洗ってきました。ようやく今朝で洗い終わり。今年は約3トン収穫し、3トン洗い終えました。給食用、小売り用で分けたサツマイモを、それぞれの出荷用にコンテナ詰め、袋詰めをします。

 もう一つはネギの肥料散布と土寄せ作業。今年度最後に収穫し出荷予定のネギの追肥と土寄せが残っており、霜が降りるまでに進めたいと考えています。霜が土寄せに与える影響は、霜の重みで葉っぱが折れてしまい、土寄せ時に葉ごと土寄せしてしまうことを避けるためです。ネギもほかの植物と同様に光合成で成長します。そのため、葉はなるべく多くを太陽に当たる状態で残しておく必要があります。そこで今日からの3日間程度で肥料散布と土寄せを進めていく予定です。

 

 


2019/11/14  木曜日    快晴 21℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、食品加工業者)、コマツナ収穫、キャベツ収穫、ネギ調整、サツマイモ調整、カブ収穫

 立冬から一週間が経過し、東京では久々に雨がちらほらとみられた今週。乾燥や気温差にやられ、当園でも19歳若手代表の遠山さんが発熱と喉の痛みで声が出ないそうで、寒さだけでなく風邪の流行にも震えて過ごしています。

 寒くなるのと共に、収穫の秋も安定してきました。

 先日収穫を終えたサツマイモは8割がた調整作業を終え、小売り用を袋詰めしてゆったりと出荷していくのみ。ネギやキャベツ、コマツナ等が高温で腐ってしまうのとは対照的に、サツマイモは10度以下の気温で腐ってしまいます。そのため、現在当園では収穫し洗ったサツマイモを作業場内に移動し定温で管理しています。

 10月から毎週1トン程度出荷してきたキャベツ。今週もまた1.2トン出荷いたしました。2か所目の畑が終了し今週から3か所目の畑に。来週以降も約1トンずつ出荷予定で、こちらの畑も来週末位には採り終える予定です。

 

 秋の収穫期を越え、いよいよ冬野菜が美味しい時期になってまいりました。冬に野菜が美味しい理由は、寒さに耐えることによって野菜の中に甘み成分が増すからだそうです。ネギ・キャベツはなかなか鮮度について話題になることが少ないですが、やっぱり採りたては瑞々しくて美味しいです。是非スーパーの地場産コーナーをお試しください!


2019/11/8   金曜日    快晴  17℃/10℃

~本日のスケジュール~

出荷(羽村瑞穂給食、八王子給食、小売、食品加工会社)、コマツナ収穫、ネギ調整、キャベツ調整、ネギ収穫、畑見まわりチェック

 本日は立冬。やはり冷え込みました。しかし、変わらない秋晴れのおかげで一日快適に作業が進んでおります。

 8月から採り続けていた今シーズン第一弾のネギ畑の収穫が完了しました。この約3か月の出荷量約7トン。年間のネギ生産量が約27トンなので、4分の1強を出荷した段階です。主な出荷先が学校給食であることから例年8月は緩やかな出荷、9月の2学期始業以降怒涛の出荷、と行きたいところでしたが夏の長雨で生育が思うように伸びず苦戦した時期もありました。10月に入り品質がグッとあがって安定的に出せるようになり安心したと共に、来年以降に大きな課題が生まれた畑でした。次に収穫予定の畑は太陽の光を十分に浴び、自信を持ってお届けできる状態に仕上がっていそうです。

 現在の出荷ペースは一週間に約1トン。内訳は東京都内各地の給食に600キロ前後、スーパー「ベイシア」の定番コーナーで約300~400キロ程度です。ベイシアでは週末に約700袋程度売れるなど、好調が続いており大変ありがたいです。昨年は12月に出荷先に困った時期があり課題として残ったネギ。今年は出来も良いことからこの調子で出し続けていきたいとスタッフ一同日々奮戦しています。


2019/11/7  木曜日    快晴  22℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(給食、小売)、ネギ調整、サツマイモ調整、カブ収穫、キャベツ管理作業(農薬散布)、ネギ収穫

 東京は好天が続いております。

 清少納言が「冬はつとめて」と残していますが、通勤時に毎日同じ気持ちになっています。朝は凄く寒いですが、朝日が凄くきれいで心を洗われるようです。

 天気に左右されがちな農業ですが、その分季節の変わり目や木々の色の移り変わりに敏感になり、得した気持ちになることが多いです。

 

 さて、今日は久々のサツマイモです。給食に出し切れなかったサツマイモをどのように販売していくかを検討しておりましたが、販路が一つ確定いたしました。

 ◎来週の月曜11/11より、都内の高島屋様にて小売販売いたします!

 3年程前よりお付き合いさせていただいております23区内の卸売業者である株式会社結農彩様のご協力のもと定期的に定番野菜を高島屋様にて販売しておりましたが、今回はサツマイモとネギを出荷することになりました。まずは大人気品種シルクスイートを。写真のように丁寧に洗い、この後袋詰めして出荷します。

 秋の味覚焼き芋。正直シルクスイートの美味しさは別格です。是非ご堪能下さいませ。

 ※瑞穂町近隣でもいつものスーパー(ベイシア、ジャパンミート)にて順次販売予定です。


2019/11/5   水曜日 快晴 21℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、給食)、ネギ調整、キャベツ収穫、カブ管理作業、ネギ管理作業(農薬散布)

週中日、東京では11月に入ってから秋晴れが続き野菜が日々成長しています。今週収穫予定だったカブに「す」が見られたため、同時に種まきしたカブは廃棄し、より後に種まきしたカブを出荷することになりました。「す」とはカブの中、真ん中で切った時の断面部分が綿状に変化し空洞化することで、今のように好天が続き成育が進みすぎることによっておこります。味や栄養上の問題は御座いませんが、食感が変わってしまうために好まれません。

 

コマツナの成育が進みすぎた場合に筋が残り食べづらくなること、キャベツの成育が進みすぎた場合に破裂してしまうことと同様に、野菜は畑で育てるにも時間的制限があり、出荷予定時期に向けて早く種まきすることが必ずしも良いこととは限りません。適期に撒き適期に採ること、農業の難しさを日々感じています。


2019/11/3 日曜日    晴→曇 20℃/15℃

~今日のスケジュール~

コマツナ収穫、出荷(小売)、ネギ収穫、コマツナ調整、ネギ調整

 11月が始まりました。この週末は瑞穂農芸高校が文化祭のため、高校生たちはお休み。うちのエースである親川君が3連投で奮闘してくれています。ありがたい、、、。

 先週のネギ、キャベツの出荷祭は連休のおかげで少し落ち着き、ネギとキャベツについては昨日今日と安定的に収穫、調整作業をしています。

 

 今朝週頭の給食用にコマツナの収穫に向かったところ、この数日晴間が続いたことによってコマツナが大きく育っておりました。今日は大きすぎず小さすぎないベストサイズだったのですが、コマツナはあまりにも大きくなりすぎた場合葉の筋が固くなり美味しくなくなるといわれています。ネギ、キャベツ、サツマイモと上手く時期がずれてくれたおかげで廃棄にならずにすみました。今週もまた150キロ程度出荷予定です。

 

 昨日土曜日、ついにサツマイモの収穫を終えました。出荷はもう少し後なので、調整の模様はまた後日更新予定です。

 一気に寒くなってきましたね。当園でも明後日の火曜日から終業時間を7時~に変更予定。体調管理を徹底し、年内残り2か月頑張っていきます!