2022年11月

11月25日  金曜日

快晴 17℃/10℃

新鮮野菜でごはんを

 インスタグラムでは定期的に、近藤ファームの野菜を使って作ったご飯の画像や動画をアップしています。是非ご覧ください。

 

今日の食育:新鮮野菜、一番おいしく食べてるの農家

・野菜は収穫した瞬間から少しずつ美味しさが落ちていく

・収穫した日に食べられる農家が結局一番おいしくいただいている

・しかし、地元の生産物は今朝取りや昨日収穫したものが沢山店頭に出回っている

・地元の物はおいしい


11月22日 火曜日

快晴 20℃/12℃

運搬機の活躍

 機械の紹介が続いております。

 今日は重いもの大きいものを運んでくれる「運搬機」です。

 運搬機は当園に現在2台、作物や残渣と言われる野菜の切れ端など、資材などを運ぶ際に大変役立っています。

 

 今まではリヤカーに沢山載せて人力で重い中運んだり、手動で運んでいたものが載せるだけで運べるようになると身体の負担が大きく減ります。

 

今日の食育:「運んでくれる」ことのありがたみ

・重いものを手で運ぶことは、数が多いほど大変

・機会が日々運んでくれる状態を作った結果、身体に残る疲労が減り一層野菜をチェックする余裕が出た

・野菜をチェックする時間が増えるほど良い野菜を創れるように

・すべては良い野菜を作ることにつながっている


11月20日 日曜日

くもりのち雨 24℃/13℃

黒船来航、その名も「包装機」

 

 当園にまた新たな技術革新が到来しました。

 野菜の袋詰めを自動で行ってくれる機会、包装機です。

 

 設定を調整することでどんな野菜でも袋詰めしてくれる優れもの。当初は袋詰めが自動化され効率化されるだろうという目線しか持っていなかったのですが、実際に使ってみると1袋ずつパックにしてくれるため、野菜の鮮度が落ちづらいことを発見。

 

 これまで以上に鮮度が高い状態で店頭にお届けすることが出来るようになりました。

 

 使いこなし、一層新鮮な野菜を沢山届け続けられるように精進します。

 

今日の食育:機械化

・新しい機会の導入、包装機

・野菜の袋詰めをしてくれる機会

・袋詰めを自動で進めてくれるため効率化

・野菜をパッケージ化してくれるため空気に触れず野菜の鮮度が落ちない

 

 

 


11月18日 金曜日

快晴 18℃/9℃

取り立ての鮮度

 収穫したてのネギ、コマツナの鮮度をお伝えしたいと思います。

 

 インスタグラムの動画の方がややわかりやすいのですが、ネギもコマツナも切り口から水分が沢山あふれてきます。

 

 収穫時が一番水分を含んでおり、収穫から時間が経つほどに乾いてしまって減っていきます。

 

 つまり、収穫から時間が経っていない地元産の野菜であるほどに瑞々しくておいしいということになります。

 

 皆様是非地元産の野菜をお求めください。

 

今日の食育:地元産の鮮度

・収穫から時間が経っていない野菜は切り口から水分が溢れる

・水分は収穫から時間が経つほどに失われていく

・野菜の美味しさの大きな部分は鮮度が占める

・何の野菜であっても、地元野菜が一番鮮度が高く瑞々しい


11月17日 木曜日

曇 17℃/7℃

当園自慢の・・・

 サツマイモ洗い機です。是非インスタグラムの動画で見てください、なかなか見られない光景です。

 

 サツマイモが転がりながらシャワーで洗われていきます。この光景は「可愛い」で一番適した表現だと思っています。

 

 洗ってから時間が経つと悪くなってしまうため、定温で保管し、出荷直前に洗い乾燥させてから袋詰め、コンテナ詰めし出荷します。

 

 今年は工夫が実り昨年より2割以上多く収穫できたため、6月ごろまで給食と小売店でお届けできる予定です。是非ご賞味ください。

 

 ※インスタグラムでは各自が家庭で作ってみた料理の画像もアップしています

 


11月15日 火曜日

雨のちくもり 13℃/9℃

青梅街道&国道16号横

 「都市近郊農業」であるということに最近は凄く注目してこれからを考えています。

 

 このキャベツの奥に見える道路、新青梅街道です。また、車が止まっている信号は新青梅街道と国道16号の交差点で、本当に車どおりが多い所です。

 

 このような大きな道の横にポツンとある、これは都市近郊農業では決して珍しくありません。そして、この大きな道路を登っていけば小一時間で都市につきます。

 

 畑からも都市からも近い。この立地条件をメリットに出来ること、これをひたすら考えています。

 

 東京の栄養士の皆さん、車に乗って1時間も走らないと畑に出くわさない地域って、日本全国を探しても東京以外には無いんですよ。是非子供たちと見学にいらしてください。


11月12日 土曜日

快晴 21℃/13℃

「ニュース7」でました!

 本日のニュース7にて近藤ファームへの取材の様子が放送されました。NHKから取材があったものの、まさかニュース7で全国に流れるとは・・・。

 

 今回は当園で中小企業向けの補助金を使用して導入したフォークリフトについての取材でした。フォークリフトの導入に伴ってサツマイモの運搬や機材、資材の運搬などがとんでもなくスムーズになりました。

 

 日々多角的な視点で工夫を繰り返し効率化を目指していますが、やはり機械の導入による変化はとても大きいです。身体的な負担が減ることによって一層野菜への時間を増やすことができ、より良い野菜を作ることにつながる。

 

 今後も一層の工夫を繰り返し、良い野菜を東京中にお届けできるよう尽力して参ります。

 

今日の食育:機械導入

・農業現場も、世の中のあらゆる会社と同じように仕事として野菜を作り、販売することでお金をもらって生活している

・作業が機械化されると何より肉体への負担が減り、頭を使って考える仕事や野菜を見る時間が増える

・野菜を見る時間が増えると、些細なことも発見できるため良い野菜をつくることにつながる


11月11日 金曜日

快晴 21℃/10℃

ポッキーの日

楽しみな挑戦

 今年初挑戦、いろんな課題と直面しながら育てている春菊が日々着実に成長しています。

 

 東京農業は消費者との距離が近い「都市近郊農業」のど真ん中です。都市近郊農業の本来の一番の強みは「鮮度」です。

 

 しかし、東京独自の事情として人口に対して農業生産が不足していることから給食における地産地消が進んでいないという点があります。

 

 私たちは東京の子供たちの食を支えたいという観点から給食に特化し、ネギやコマツナなどの東京で定番となる野菜に注力してこれまで生産を重ねてきました。

 

 東京の給食に定番野菜を出荷することを10年以上続けてきた今、近隣農家でもネギやキャベツなどを生産できるようになってきており、東京農業の都内給食での認知度も高まってきました。

 

 ここで私たちは改めて、東京農業の魅力である鮮度に注目しています。鮮度が一番影響する野菜は葉物野菜です。葉物野菜が一番おいしいのは収穫してすぐのタイミング。

 

 この美味しい野菜を東京の皆様に届けることができないか、東京だからこその生産に力を入れていくことができないか、という観点で新しく東京に合った葉物野菜を探しています。

 

 この冬は鍋野菜の代表春菊に挑戦。とても繊細な野菜で、種まきからここまでの苗になるまでに5割程度はダメになってしまいましたが、生き残った春菊は強く育ってきています。

 幅広いアプローチで東京の農業、東京で生活する人々の食卓を彩っていけるよう、日々挑戦です!

 

今日の食育:都市近郊農業

・教科書に載っていた都市近郊農業のど真ん中にいて、日々勉強しておいてよかったと感じる

・都市近郊農業の特徴は人口密集地に近いこと

・人口密集地に近い=生産をするための畑は少ないが届けられるまでの時間が早い

➡「届けられるまでの時間が早い」ことは「鮮度が落ちやすい野菜でも鮮度が高いまま届けられる」ということ

・より求められる葉物野菜を日々模索中


11月10日 木曜日

晴れのち曇り 21℃/10℃

サツマイモ収穫ラストスパート

 援農ボランティアの皆様、インターンの皆様、沢山の人に支えて頂きながら収穫をしてきた今年のサツマイモが、間もなく収穫完了となります。

 

 計量はまだですが、昨年と比較しおよそ150パーセントほどの収量が見込めております。収穫に係った時間はおかげさまで昨年より圧倒的に少なく、生産方法、収穫効率の両観点から今年は良いチャレンジができたことを感じています。

 

 全ての野菜の収穫期が重なったこの10月中旬から11月中旬の一か月間。例年と比較しても身体に残る疲労感が少なく終えられたことは何より沢山の人に助けて頂けたことによります。本当にありがとうございました。

 

 多くの方に来ていただきお話をさせて頂いた結果として、やはり東京では農業事態が稀有であることを強く感じています。畑に触れ合える機会は大人にとってもとても新鮮であり、「日々の食べ物との向き合い方が変わる」との声を沢山いただけました。来年以降、また新たな取り組みとしてもっともっと多くの人に農業と触れ合っていただけるような何かを考えて参りたいです。

 

今日の食育:サツマイモ収穫の一か月を通して

・サツマイモは毎年この時期にしか収穫できない

・計画を立て苗を植える時点で、どのくらいの量を収穫したいか目標を立て、この収穫時期に結果が分かってくる

・毎年サツマイモ自体の質、全体としての量、作業にかかった時間などを計算し、より多くより快適に作ることができるように工夫を重ねている

・農業は野菜を作り野菜を売ることでお金を得ている仕事であり、なるべくたくさんの量をなるべく効率的に作ることが理想

・畑に来て頂き一緒に働いてくださった皆様は一様に、「農業、食べ物に対しての感覚が変わった」という感想を下さる。大人でも子供でも、きっと農業がもっている魅力は人それぞれに何か新しい感想をもたらしてくれる


11月9日 水曜日

快晴 19℃/10℃

早朝、コマツナ種蒔き@ガラスハウス

 まずこちら、先日(10月後半)緑肥を耕したガラスハウスです。暖かい日が続き、ガラスハウスは一層暖かいので2週間で緑肥が分解されました。

 緑肥によって土の状態が改善した畑に、1月収穫予定のコマツナを種蒔きしました。冬は収穫までにおよそ2か月時間がかかります。時間はかかるものの、寒さを吸って大変甘みのつよいコマツナになります。

 当園では年中都内給食のコマツナ需要を満たせるように切れ目なく生産をしていますが、この時期は本当に種まきから収穫できるまでに時間がかかるので、種まきの計画を立てることが大変難しい時期です。

 

今日の食育:コマツナの種まき

・近藤ファームでは東京都内のコマツナの需要を年中満たすために、年中切れ目なく種まきを行っている

・年中作れるとはいっても、コマツナは秋冬が一番出来が良く甘みがつよい。寒いと野菜はあまくなる

・今種を撒くと収穫が出来るのは約2か月後。真冬は一番成長がゆっくりになる時期。次に成長が遅いのは暑すぎる真夏

 

 

 

 

 

 


11月7日 月曜日

曇りのち晴れ 19℃/8℃

サツマイモ出荷開始!

 

 いよいよ今週から、東京都内の給食で、小売店で、サツマイモの販売が開始しました。今期も5月までぶっ通しで販売予定。

 

 早速形が悪かったものを各自が持ち帰り色々とアレンジをして食べ始めています。地元で穫れたサツマイモ。東京の皆様にとってはこれまで都内で中々生産量の少なかったサツマイモですが、頑張って生産をしているので広く販売できるようになってきました。

 都内各SEIYUの店頭にて販売しておりますので、お見かけの際は是非お試しください!

 

今日の食育:サツマイモ出荷開始

・今年の収穫も残りわずか、いよいよサツマイモの出荷が始まった

・サツマイモは保管するほどおいしくなるので、実は出始めの今よりも4月5月の出し終える頃の方がおいしい

・東京産のサツマイモはこれまで本当に少なかった、これからは当園が頑張って名産品にしたい

 


11月6日 日曜日

快晴 18℃/10℃

収穫したネギを・・・

 収穫したネギ、軽トラや2トントラックで畑から作業場まで運搬しています。運搬時の荷姿は写真のような感じ。

 荷台から沢山ネギが生えた状態で、青梅街道や国道16号を疾走しています。

 全国のネギ農家さんがこんな感じだと思うのですが、皆様、道端でお見かけの際はノロノロ運転であっても温かいまなざしでお願いします。

 

今日の食育:ネギの運び方

 

・ネギは畑で収穫し、一般的に売られているような形にするために作業場という拠点に移動させます。

・移動の際には軽トラックや2トントラックにパンパンに詰めて、写真のような感じになります。

・東京の農家は国道や街道を走って運んでいます。

・道で見かけたら、手を振ってくれても嬉しいですが、何よりご迷惑をおかけしたくないというきもちでいっぱいなので暖かいまなざしでおねがいします。


11月5日 土曜日

快晴 16℃/11℃

最高の瞬間

 コマツナが最高の状態です。秋冬が旬の野菜とはいえ、こんなに出来が良い状態の野菜を収穫できることはなかなか有りません。

 ましてや今日は秋晴れで空が澄みわたる青空、気温もちょうどよく風が無い穏やかな午前中の収穫でした。

 

 太く大きく育ち、香りが豊かで、収穫していてわかるほどに肉厚で、収穫しながら農家としての最高の幸せを感じつつ、最高だね幸せだねと言いあいながらの作業でした。

 

 こんな野菜を作り続けられるように、日々精進してまいります。

 気持ちと旨味のこもった鮮度の高い野菜を、どうかお楽しみに!

 

今日の食育

・最高の出来と思える野菜に出会えることは農家でも年に数回

・青空の下で最高の野菜を収穫する、これは最高に幸せ

・上手く作れた時には幸せを感じながら収穫している、上手くいかなかったときには悲しく悔しい気持ちを持ちながら収穫している

・秋は収穫で忙しいけれども、いろんな感情が生まれる季節


11月3日 木曜日

快晴 24℃/12℃

冬穫れコマツナ

 左の写真は1週間ほど前に種まきをしたコマツナの様子です。こちらは12月中旬ごろの収穫予定。

 今の時期は寒さも相まって生育に時間がかかります。9月頃であれば25日~30日くらいで大きくなり収穫ができるようになるコマツナですが、この時期は40~50日程度生育に時間がかかります。

 

 しかし、冬は葉物野菜の旬。葉物野菜は寒さで甘みが増すので、寒くなるほどおいしく食べ応えのあるコマツナに育ちます。

 

 皆さん、冬は地元産の葉物野菜を沢山食べてください!

 

今日の食育:時期によって

・コマツナは温かい時期なら25日くらいで収穫できるが、寒い時期だと最長60日くらい成長に時間がかかる

・今くらいの時期だと種まきから収穫まで約50日

・冬は葉物野菜の旬。寒いほど甘く食べ応えのある野菜に。


11月2日 水曜日

快晴 23℃/11℃

サツマイモ収穫&回収

 ありがたいことに雨が降らずサツマイモの収穫を進めることができています。

 

 サツマイモの収穫は段取りと工程が命です。収穫用のコンテナを配置し、掘り上げたサツマイモを軽く仕分けながらコンテナに詰めていきます。その後、左側の写真の右手に写っている運搬機でトラックまで運び、右側の写真のようにトラックに載せて運搬します。

 

 今年もありがたいことに沢山のインターン、援農ボランティアの皆様に助けられながら収穫を続けてきたサツマイモ。現在約半分の畑を取り切りました。

 

 近隣の幼稚園の収穫体験も間近。食べてよし掘ってよし、目でも味でも体験でも楽しめるサツマイモは可能性の宝庫です。

 

今日の食育:サツマイモ収穫

・サツマイモは畑前面に植わっている。

・一つ一つが重く、数も多いため段取りが大切。

・コンテナは丸々詰めて15キロ強

・畑から保管場所まではトラックの荷台をパンパンにして運ぶ

・収穫体験や援農ボランティアは毎年申し込みがいっぱい(ありがとうございます)


11月1日 火曜日

くもり  17℃/12℃

新・ハウス郡

 新しいパイプハウスの建設が始まっています。

 もともと5棟建っていたところに新たにもう少し大きなパイプハウスを10棟以上建設予定。ここの畑は主にコマツナなどを葉物野菜を年間を通して生産をしていく見込みです。

 

 1月から生産を開始できる見込みで、来年以降一層多くの新鮮な野菜をスピーディーに東京都内全域にお届けできる見込みとなっています。

 

 ハウス栽培のメリットは温度管理と病害虫防除です。露地栽培よりも気温が安定しているために生育速度が速く、ビニールで遮られているため病気や害虫の蔓延を防ぎやすいところが利点です。

 

 この施設を活かし、新年度はコマツナを含む葉物野菜の生産量を何倍にも増やしていける見込みです。葉物野菜は特に鮮度が命。東京都内で生産したものを都内で食べてもらうことで、一層野菜の美味しさを感じてもらいたい、そんな気持ちで設備の導入に取り組んでいます。

 

今日の食育:路地(外)の畑とハウス栽培

・外の畑と比較し、ハウス栽培は温度が下がりすぎずに安定するため冬場でも生育速度をあまり落とさずにスピーディーな栽培が可能になります。

・大雨の影響を受けないことで病気や虫の蔓延を防ぐことができます。