1月 畑の様子・畑からの食育

1月15日 月曜日

曇 12℃/8℃

野菜ごとにこんなに違う

 太陽の陽が無いとどれだけ寒いのかを実感できる曇の1日でした。真冬であっても晴れていて外作業をしていると身体は温まってくるんですが、日光って本当に偉大です。

 

 今日の写真は「のらぼうな」です。春菊と同様に、今年初挑戦をしている葉物野菜です。のらぼうなはアブラナ科(コマツナ、カブ、キャベツなどと一緒)で、東京原産の野菜です。収穫時期としては2月後半から4月まで。種まきをしたのが10月ごろなので、真冬に外で育つ稀有な野菜です。そのため、今大変いきいきと育っており、生命力を感じながら日々元気を貰っています。

 

 給食でも小売店でも人気の野菜らしいのですが、実際に食べたことのないスタッフも多く、どんな味でどんな食べ応えなのかが待ち遠しいです。

 

今日の食育:それぞれ得意な時期がある

・2月から収穫予定の「のらぼうな」は東京原産でこの時期に育つ野菜

・この時期に育つ野菜であるため、葉も綺麗でぴんぴんしていて生命力を強く感じる。

・春菊のように寒さでダメになる野菜も多い一方で、この時期を得意にしている野菜もあるということに、個性のようなものを勉強させてもらう

 


1月13日 金曜日

晴れのち曇り 14℃/3℃

今の近藤ファームの旬

 今近藤ファームで出荷しているのが、ネギ、カブ、コマツナ、サツマイモです。

 

 ネギは言わずもがな最高に旬な時期、鍋やその他でもとてもおいしい時期です。野菜は寒さに当たるほど甘くなるので、年中食べるネギですが、この時期は甘みが強いと言われています。

 

 カブも綺麗に仕上がっています。育てていて実感するのが、大根とそっくりのカブですが、大根よりよっぽど鮮度が命で、鮮度が高いうちに食べられると本当に瑞々しくておいしい。地元野菜とそうじゃない場合とで違いが大きいのに、その特徴が意外と知られていない野菜でもあると感じています。

 

 コマツナは言わずもがな、鮮度が命。他の野菜と同様に甘さが際立つ時期です。鍋や汁物をまろやかにしてくれます。

 

 サツマイモは保管しているものを出し続けていますが、秋の収穫した時よりもよっぽど甘くなっていてびっくりします。焼き芋のおいしい時期ですが、意外と料理の幅もあるんですよね。

 

今日の食育:地元野菜ってたのしい

・地元の野菜と、その他の地域で採れた野菜の味や触り心地の違いを是非試してみてください


1月11日 水曜日

快晴 10℃/1℃

冬の寒さから野菜を守るために

 初夏ネギ育成のためにネギを守るように設置していたビニールがほぼすべて剝がれてしまいました。原因は昨晩の強風です。

 

 冬は朝晩の冷え込みと、日中もそこまで気温が上がらないことから、畑で野菜を育てるために土の温度、地温を保つ必要があります。

※放っておくと土はガチガチに凍って岩のようになります

 

 そのため、この畑では黒色の日光を集めるマルチを敷いて、その上にビニールをかぶせることでビニール内のネギが育つ環境をビニールハウス内と同様の気温、地温が保たれた状態を作ります。

 

 しかし、ビニールなので風を通さず、その強みが強風の影響をダイレクトに受けます。一晩中吹くような強風の日には必ずと言っていいほど剥がれてしまいます。

 剝がれてしまったら翌日には直さないと野菜が凍えてしまうため、強風後はいつもひやひやしています(冬だけに)。

 

 

今日の食育:冬の野菜作りのための工夫

・冬の朝晩は、畑の土が凍ってカッチカチになる

・凍った土では野菜は育ちづらい

・野菜には一定の気温と地温が必要

・気温、地温を保つための取組みがあり、それをしているものの、強風のような自然のちからとのせめぎ合いをしながら数か月を乗り切る


1月10日 火曜日

快晴  10℃/5℃

初挑戦、春菊の結果は・・・

 

 年末年始の休みを空けた分生育が順調だった春菊。しかし、真冬の朝晩の冷え込みにはこらえきれず間もなく終了となります。

 

 氷点下を下回ることもある真冬には、野菜は夜から朝にかけて凍って、朝から午後にかけて溶けてを繰り返しています。冬の天候に耐性がある野菜、品種は乗り越えられますが、そうでない野菜は老化(黄化)が早く進んだり、日々シナシナになっていったりと明白に弱っていきます。

 春菊も最近生気が弱まってきたのでそろそろ終了となります。

 

 新しく挑戦すると決めて種まきから取り組み、収穫が始まって約2か月弱。春菊を振り返ってみます。

 

 良かったところはやはり鮮度。今までスーパーで並んでいるのを見て、買って食べていた春菊と、目の前で収穫しその日の晩や翌日に食べる春菊とは明らかにちがうものでした。葉の部分はサラダでそのまま食べられるほどに新鮮で、ゆでて食べたときの香の豊かさや歯ごたえも今まで知っていた春菊とは全く異なりました。

 

 この体験から、東京産であることの強み、鮮度を強みに販売していくことが出来るのではないかと思える側面がありました。

 

 難しかった所を考えてみると、種まきしたところから目が出るものがおよそ半分、苗まで育てて定植してからは収穫できるところまで育ちましたが、育てる難しさが大きい野菜でした。

 また、収穫できる量と生育スピードが安定しなかったこと、収穫機関が短く、収穫慣れし作業スピードが上がるまでに終わってしまった事から、今回は効率的な生産が出来なかったように感じています。

 

 新しい野菜の生産、名産品の生産への挑戦の道のりはまだまだ長そうです。

 

今日の食育:農業の面白さ難しさ

面白さ:新しい野菜を作った時に、これまでその野菜に持っていたイメージとは全く異なる美味しさ、新鮮さに毎度びっくりする

難しさ:野菜全般には育てるための大まかな流れがあるが、その流れの中で順調に育つかどうかは野菜の種類や種の品種、畑や天候との相性もあってなかなかぴったりと上手くいくことが無い


1月8日 日曜日

快晴 12℃/1℃

ラジオ出演後

 先月12月末に、当園代表の近藤剛がラジオ出演を致しました。

 

 いつもお世話になっている日経の吉田編集委員の「農アグリのミライ」という番組でございます。ポッドキャストで聴けるので是非お聞きいただけますと幸いです。

 

 

 

 農業のこと、これからの東京農業のことを常々考えています。間違いなく人口が増え続けていて、国産の生産物の需要は国内で間違いなく高まる。にもかかわらず、電気代や日常生活にかかるお金が増えると買い控えに繋がるのも農産物。

 

 もっともっと勉強して、もっともっと発信して、農業が身近な東京にできるよう精進して参ります。

 

(写真はラジオNIKKEIさんより)

 


1月6日 金曜日

くもり 10℃/0℃

冬の寒さに負けない生産戦略

 寒い冬が続いています。私たち人間が寒いのと同じように、野菜もこれだけ寒いとなかなか育ちづらく、当園の大主力コマツナもこの時期に露地の畑では発芽さえ難しいです。

 

 そのため、暖をとり外気が下がりづらい環境で育てるためにこの時期はハウスでの施設栽培で生産を行っています。

 

 ガラスハウス、ビニールハウスでも環境は異なりますが、日中晴れた時間のハウス内の気温は20度台、窓を閉め切ると30度台まで上がります。そのため、日中の気温としてはコマツナの生育に最適な環境。日没から朝までは外気と同様に冷え込んでしまうため朝には凍っていますが、太陽の偉大さを感じる日々です。

 

今日の食育:冬は野菜も育ちづらい

・畑では土も凍っている

・外の畑では冬場は種を撒いても芽が出ない

・コマツナはハウスでの施設栽培

・ハウスの中は晴れた日には20℃を越えコマツナが育ちやすい環境に

・でも日没から朝までは外と一緒で冷え込みが強く、朝はコマツナも凍っている


1月4日 水曜日

快晴 11℃/1℃

仕事はじめ

 本年も仕事始めです。新年初出荷は近隣小売店の地元産コーナーへ。年始から近隣の皆様も全力で新鮮な野菜を出荷しており、身が引き締まる思いです。

 

 今年はやはり豊作なようで、2月まではどこのスーパーも地元産コーナーが潤っているものと思われます。なかなかこんなに豊作な年もないので、是非お近くのスーパーで地元産野菜に触れてみていただけますとさいわいです。

 

 現在の出荷物はネギ、コマツナ、春菊、サツマイモ、カブです。東京だとキャベツや白菜などは寒さから地元で収穫するのが難しい時期に入ってきます。


1月3日 火曜日

快晴 11℃/0℃

新春、吸収と休息

 新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 当園は12月31日から本日までが全体としてのお休みです。

 大変冷え込んでいるこの年末。春菊とネギを鍋で楽しみ、コマツナを蕎麦で楽しみ、サツマイモをデザートで食べ、自分たちで生産した野菜で充実した年末年始でした。

 なかなか自分たちで作ったものをまとめて食べることも珍しく、実際にどう調理してどう食べるとおいしいのかを考えながらゆっくりと過ごすことができました。

 ちなみに春菊は、鮮度の高い間は葉の部分はサラダとして生で食べることもできおいしかったです。

 

 合わせて本年、これからの近藤ファームの未来を考えながら農業に関する本を漁っています。

 日本全国で多様な農業が営まれ、多様な戦い方がある現代農業。長い歴史の中でも今が一番農業が面白い時期だと感じています。

 

 「東京」という環境は、生産環境という面では農地が集めづらく、飛び地の農地が多いためにまとめて効率的に生産することが難しいというデメリットがあります。しかし、販売面からみると、生産者が少ないために地元産野菜の需要を自分たちだけで満たすことができないほどに求められており、どうやってたくさん作って沢山届けるか、ということを日々考えています。

 沢山考え挑戦し、本年も一層東京都内の沢山の子どもたちに野菜を届けられるよう精進してまいります。