8月の畑、旬
8月26日 土曜日
晴のち雨 33℃/25℃
今年の天気の特徴
今年の雨はとにかく恵みの雨です。
瑞穂町の特徴として雨が降らないことを今月は沢山書いてきましたが、本当に今年は雨が降りません。特に、通常の夏ならば降るはずの夕立が全然ありません。
猛暑がもう2か月続き、この降雨量。野菜の生育が心配でなりませんし、働いている私たちも日々の暑さにやられています。8月も間もなくおわり、学校給食が開始する9月。雨が増え、涼しくなって野菜が一気に育つことを心から祈っております。
8月21日 月曜日
晴一時雨 35℃/26℃
数ある今年のはじめて
今年ははじめての取組みが沢山です。季節に応じた旬野菜を何種類も作ってみて、来年以降東京にあった野菜、近藤ファームに合った野菜を探しています。
こちらの植物、なんだと思いますか??
畑には収穫して食べられる野菜、収穫せずに耕して、畑を潤す植物(緑肥)、野菜を上手に育てるために畑から取り去る植物(雑草)、大きく分けてこの3つがあります。
野菜にも、葉を食べる野菜、実を食べる野菜、茎を食べる野菜、根っこを食べる野菜、花を食べる野菜、芽を食べる野菜と、たくさん種類がありますが、こちらは根っこを食べる野菜、根菜です。
近藤ファームでは初めて生産しています。秋ごろの収穫予定で、畑であと2か月ほど育てていきます。
何の野菜なのかは、また改めて・・・。
8月16日 木曜日
くもり 32℃/25℃
久々の「旬」
ミニトマトです。近藤ファームでミニトマトの生産をしているのはおよそ5~6年ぶり。以前は夏場に大玉トマト、ミニトマト、キュウリを中心に生産していましたが、この数年は生産をやめていました。
今年の近藤ファームのテーマは「定番と旬」。定番はコマツナ、ネギ、サツマイモ、カブを1年を通して出荷し、その他は春夏秋冬季節に合った旬野菜を検討しました。
3-4月はのらぼうな、5~6月初夏の旬はキュウリとトウモロコシ。7月はキュウリと空心菜。8月は空心菜とミニトマト。
これから秋も継続して旬野菜をお届けしていき、来年に向けてより近藤ファーム、東京に合った旬野菜を検討していきます。
久々に作って感じたことは、トマトはやっぱり綺麗でかわいいということ・・・。
8月13日 日曜日
晴れのち雨 32℃/25℃
恵みの雨
今日は夕方から急に雨雲がやってきて、2時間程度の間に定期的に大雨が降りました。1週間ほど前に瞬間的な大雨が降って以来、久々のまとまった量の雨でした。
東京全体でみれば、別に気にならない位に定期的に雨が降っているのですが、当園の位置する瑞穂町に関していえば、本当にほとんど雨が降っておりません。
毎度暑い夏の恒例、水不足は、瑞穂町の長い歴史の上でもずっとそうだったらしく、その結果昔から瑞穂では稲作ができなかったとのこと。
土地、地域に根付く農業には、その土地その土地の課題があり、地域に応じた生き残り方があります。これだけ雨が降らない夏場が今後も続くことを考えると、夏場を越えて外で育てる野菜は基本的に生育があまりよくなかったりするので、水分量の調節ができ、暑くても大雨でも作業を進めることができる施設栽培の葉物の比率が増えていくことは必然の流れなのかもしれません。
8月10日 木曜日
快晴 34℃/26℃
可能性超感じる
「夏にガンガン成長する野菜」のイメージってなんでしょうか。
トマト、キュウリ、ナス・・・。果菜類がとても多いです。確かに果菜類は小売店ではよく売れ、鮮度が求められるので東京で生産するのにも向いている・・・。しかし、手入れの手間が本当に多いんです。
コマツナ、のらぼう菜などの葉物野菜に一層力を入れてきている今の近藤ファームにうってつけの夏野菜が見つかりました。空心菜です。びっくりするくらい生命力旺盛で、朝収穫したのに夕方には同じくらいの大きさに育っていたりします。にもかかわらず、育ちすぎるから早くとらなければいけないというわけでもなく、ゆっくり収穫しても品質が悪くならない不思議。
東京都内全域で、東京産空心菜を喜んで食べてもらえる風土さえ見いだせれば。給食用の季節野菜として、7月に都内の子どもたちが喜んでくれさえすれば。近藤ファームの夏に合う葉物野菜になってくれそうです。
夏の主力野菜として、来年はもっと出荷できるような生産量を検討していきたいと思います。
8月8日 火曜日
晴れ時々くもり 35℃/27℃
暑い夏の風物詩だけど・・・
今年の夏は暑すぎる・・・。こんな暑い夏に瑞穂町で起こるのが雨が一切降らないことによる水不足です。
瑞穂町は近くを山に囲まれているからなのか、隣の武蔵村山市や青梅市羽村市で雨が降っていても全然降らないことがあるくらい、夏場に雨が降りません。
雨が降らないと畑はどうなるか・・・。
植えたばかりの苗が枯れます。写真はキャベツ苗ですが、キャベツはこの時期に植えないと秋冬で収穫できません。しかし、植えてから雨が降らないと畑の土に活着せず枯れてしまいます。
雨が降らない時期は頑張って手動で水撒きを行いますが、カンカン照りの中2000株以上あるキャベツに水をやるのは一苦労。数時間かかる水やりを数日行った結果、この畑のキャベツの4割が枯れました。
夏の農業の難しさには、毎年心が折れそうになります。
8月4日 金曜日
快晴 35℃/27℃
おや?様子が・・・
畑ですくすく育つ落花生。植えたのは私たちが日々食べているアレ。時間が経って芽が出て、今畑ではこんな感じです。
花が育ったら、花から出た子房柄(しぼうへい)が土に突き刺さり、土中で莢(さや)を作ります。花が落ちて見えるため落花生と呼ばれるようになったとか。
育てる野菜ごとに全く違うこと、知らないことばかりです。